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開かれた質問で患者の本音を引き出す!面接技法の基本

看護師国家試験 第107午前18 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

107午前18

面接時の質問方法でopen-ended question< 開かれた質問 >はどれか。

  1. 1.「頭痛はありますか」
  2. 2.「昨晩は眠れましたか」
  3. 3.「朝食は何を食べましたか」
  4. 4.「退院後はどのように過ごしたいですか」

対話形式の解説

博士博士
今日は看護面接の基本技法、open-ended questionについて学ぶぞ。
サクラサクラ
開かれた質問ですよね。はい/いいえで答えられないやつ。
博士博士
その通り。「どのように」「なぜ」「どう思いますか」と問いかけて、相手に自由に答えてもらう質問じゃ。
サクラサクラ
閉じた質問と何が違うんですか?
博士博士
閉じた質問は「頭痛はありますか?」のように、はいかいいえ、または単語で答えが終わるもの。事実確認に向いておる。
サクラサクラ
使い分けのコツはありますか?
博士博士
良い質問じゃ。初対面や患者が緊張しているときは、まず閉じた質問で答えやすくする。そして信頼関係が築けてきたら開かれた質問で深い話を聞き出すんじゃ。
サクラサクラ
いきなり「どう思いますか?」と聞かれたら答えづらいですもんね。
博士博士
そうじゃ。緊急時や症状の確認も閉じた質問のほうが早い。「胸痛はありますか?」「放散痛はありますか?」と短時間で情報を集められる。
サクラサクラ
開かれた質問のメリットは何ですか?
博士博士
感情や価値観、退院後の希望など、患者の内面を引き出せる。たとえば「退院後はどのように過ごしたいですか」と聞くと、本人のQOLや家族との関係、不安まで見えてくるんじゃ。
サクラサクラ
逆にデメリットは?
博士博士
答えに時間がかかる、答えるのが難しい患者もいる、話が脱線することもある。だから看護師の側にも傾聴と整理の技術が必要じゃ。
サクラサクラ
開かれた質問の技術も看護スキルなんですね。
博士博士
そうじゃ。開かれた質問+反復・要約・共感・沈黙、これらを組み合わせて面接を組み立てる。沈黙も立派な技法の一つじゃよ。
サクラサクラ
沈黙が技法ってどういうことですか?
博士博士
沈黙に耐えて待つことで、相手が考えをまとめて話し出すことがある。急いで埋めず、受け止める姿勢じゃ。
サクラサクラ
難しいけど奥深いですね。
博士博士
コミュニケーションは看護の土台。これができないと正確な情報収集も信頼関係もない。
サクラサクラ
問題の選択肢だと、1〜3は「ある/ない」「食べ物の名前」で完結するから閉じた質問、4だけが自由に語る質問ですね。
博士博士
そのとおり。「どのように」というキーワードに気づけば一発で解ける。

POINT

コミュニケーション技法の基本である開かれた質問と閉じた質問の違いを問う問題。

解答・解説

正解は4です

問題文:面接時の質問方法でopen-ended question< 開かれた質問 >はどれか。

解説:正解は 4 です。open-ended question(開かれた質問/開放型質問)とは、相手が「はい/いいえ」や一語では答えられず、自分の言葉で自由に返答する必要のある質問形式である。「どのように」「なぜ」「どんなふうに」「何を考えているか」などの問いかけが典型で、相手の価値観・感情・意向・体験を引き出すのに有効。選択肢4の「退院後はどのように過ごしたいですか」はまさに患者の希望や価値観を自由に語らせる質問で、開かれた質問に該当する。反対に、はい/いいえや具体的な単語で答えられる質問は closed question(閉じた質問)と呼ばれる。

選択肢考察

  1. ×1.  「頭痛はありますか」

    「はい」「いいえ」で答えられるclosed question。症状の有無を短時間で確認するのに適する。

  2. ×2.  「昨晩は眠れましたか」

    「はい」「いいえ」で答えられるclosed question。睡眠の有無を素早く把握するのに使う。

  3. ×3.  「朝食は何を食べましたか」

    「パンと卵」など具体的な単語で完結する質問で、closed questionに分類される。事実確認型の質問。

  4. 4.  「退院後はどのように過ごしたいですか」

    正解。「どのように」と問いかけ、患者が自由に希望や思いを語れるopen-ended question。退院後の生活設計やQOLへの関心を引き出すのに効果的。

面接技法:①開かれた質問(open)=情報量多、関係構築、感情・価値観把握に有効/弱点は答えにくい・時間がかかる。②閉じた質問(closed)=事実確認・緊急時の素早い情報収集に有効/弱点は会話が広がりにくい。③反復・要約・受容・共感・沈黙の活用、などの技法も併用。初対面や患者が緊張しているときは閉じた質問→徐々に開かれた質問へ、が基本的な流れ。

コミュニケーション技法の基本である開かれた質問と閉じた質問の違いを問う問題。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。