下部尿路症状を時相で分けて理解しよう
看護師国家試験 第107回 午後 第85問
国試問題にチャレンジ
下部尿路症状のうち蓄尿症状はどれか。2つ選べ。
- 1.尿失禁
- 2.残尿感
- 3.腹圧排尿
- 4.尿線途絶
- 5.尿意切迫感
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
蓄尿症状は頻尿・夜間頻尿・尿意切迫感・尿失禁など尿を溜める段階で生じる症状の総称です。
解答・解説
正解は1です
問題文:下部尿路症状のうち蓄尿症状はどれか。2つ選べ。
解説:正解は 1 と 5 です。下部尿路症状は蓄尿症状・排尿症状・排尿後症状の3つに分類されます。蓄尿症状は「尿を溜める」段階で生じる症状で、頻尿・夜間頻尿・尿意切迫感・尿失禁が代表例です。腹圧排尿や尿線途絶は排尿時の症状、残尿感は排尿後の症状にあたります。
選択肢考察
- ○1. 尿失禁
尿を意図せず漏らしてしまう症状で、膀胱に尿を溜める段階で生じる蓄尿症状に分類されます。腹圧性・切迫性・混合性などの病型があります。
- ×2. 残尿感
排尿を終えても膀胱に尿が残っている感覚で、排尿後症状に分類されます。前立腺肥大症などで認めやすい所見です。
- ×3. 腹圧排尿
腹圧をかけないと排尿できない状態で、排尿の出力に問題がある排尿症状です。膀胱収縮力低下や下部尿路閉塞でみられます。
- ×4. 尿線途絶
排尿中に尿の流れが途切れる状態で、排尿症状に含まれます。結石や腫瘍などによる尿道閉塞が原因となることがあります。
- ○5. 尿意切迫感
急に強い尿意を感じ、我慢が難しい状態です。過活動膀胱の中核症状であり、蓄尿期に出現する代表的な蓄尿症状です。
日本排尿機能学会の定義では、下部尿路症状は蓄尿症状・排尿症状・排尿後症状に三分されます。蓄尿は溜める、排尿は出す、排尿後は出した後、と時相で覚えると混乱しません。過活動膀胱や前立腺肥大症のアセスメントでは、IPSSやOABSSなどのスコアを活用します。
蓄尿症状は頻尿・夜間頻尿・尿意切迫感・尿失禁など尿を溜める段階で生じる症状の総称です。
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