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医学的管理下の介護老人保健施設

看護師国家試験 第108午後10 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

108午後10

要介護者に対し、看護・医学的管理の下で必要な医療や日常生活上の世話を行うのはどれか。

  1. 1.介護老人保健施設
  2. 2.短期入所生活介護
  3. 3.保健センター
  4. 4.有料老人ホーム

対話形式の解説

博士博士
今回は要介護者に対し看護・医学的管理下で医療や日常生活の世話を行う施設を問う問題じゃ。
サクラサクラ
博士、老人向けの施設っていっぱいあって違いがよく分かりません。
博士博士
そうじゃな、まず介護保険3施設の整理から始めよう。特養、老健、介護医療院じゃ。
サクラサクラ
正解はどれですか?
博士博士
正解は1の介護老人保健施設、通称「老健」じゃ。医師の医学的管理下で看護・リハビリ・日常生活援助を行う施設じゃぞ。
サクラサクラ
老健の目的は?
博士博士
在宅復帰を目指す中間施設じゃ。病院から自宅へ戻る橋渡しの役割を担うのじゃ。
サクラサクラ
医師が常勤しているんですね。
博士博士
そうじゃ、老健は医師の常勤配置が義務じゃ。看護・介護職員も手厚く配置され、リハビリ専門職もおるのじゃ。
サクラサクラ
選択肢2の短期入所生活介護は?
博士博士
いわゆるショートステイじゃ。家族のレスパイト目的などで一時的に入所するサービスで、生活介護が中心じゃ。医学的管理がメインではないのぉ。
サクラサクラ
保健センターは?
博士博士
市町村が設置する地域住民の健康づくり拠点じゃ。健診や保健指導、予防接種などを行う。要介護者の入所施設ではないぞ。
サクラサクラ
有料老人ホームはどうですか?
博士博士
民間が運営する高齢者向け住居じゃ。介護付・住宅型・健康型があるが、いずれも医学的管理下の医療提供を主目的にはしておらん。
サクラサクラ
特養と老健の違いは?
博士博士
特養は「生活の場」で終の住処、老健は「医療・リハビリ」で在宅復帰の中間施設じゃ。名前にも「保健」が入っておる。
サクラサクラ
介護医療院というのもあるんですね。
博士博士
2018年に創設された新しい類型で、医療ニーズの高い要介護者の長期療養の場じゃ。介護療養型医療施設の受け皿として機能しておる。
サクラサクラ
キーワードは「医学的管理の下」ですね。
博士博士
その通り。これが出たら老健または介護医療院を想起するのじゃぞ。

POINT

介護保険施設の種類と機能(特に医学的管理を行う介護老人保健施設)を問う。

解答・解説

正解は1です

問題文:要介護者に対し、看護・医学的管理の下で必要な医療や日常生活上の世話を行うのはどれか。

解説:正解は 1 です。介護老人保健施設(老健)は介護保険法に基づく施設サービスの一つで、要介護1以上の方に対して、医師の医学的管理のもとで看護・介護・リハビリテーション・栄養管理・日常生活援助を一体的に提供します。在宅復帰を目指す中間施設(病院と自宅の中間)として位置づけられ、医師の常勤配置と看護・介護職員の手厚い配置が特徴です。

選択肢考察

  1. 1.  介護老人保健施設

    医師の医学的管理下で看護・医療・リハビリ・日常生活援助を提供する施設で、在宅復帰支援が主目的です。

  2. ×2.  短期入所生活介護

    ショートステイとも呼ばれ、主に特別養護老人ホームなどで生活介護を一時的に提供するサービス。医学的管理下のケアではありません。

  3. ×3.  保健センター

    市町村が設置する地域住民の健康づくり拠点で、健康相談・保健指導・健診などを行います。要介護者への医療提供施設ではありません。

  4. ×4.  有料老人ホーム

    民間運営の高齢者向け居住施設で、介護付・住宅型・健康型があります。医学的管理下での医療提供が主目的の施設ではありません。

介護保険の3施設は①介護老人福祉施設(特養:終の住処・重度要介護向け)、②介護老人保健施設(老健:在宅復帰中間施設)、③介護医療院(医療ニーズの高い要介護者の長期療養)です(介護療養型医療施設は2024年3月末で廃止、介護医療院に移行)。「医学的管理の下」がキーワードで出たら老健か介護医療院を想起しましょう。

介護保険施設の種類と機能(特に医学的管理を行う介護老人保健施設)を問う。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。