StudyNurse

日本人の死因ランキング、2位の心疾患をマスターしよう

看護師国家試験 第109午前1 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

109午前1

平成 29 年( 2017 年)の人口動態統計における主要死因別の死亡率で心疾患( heart disease )の順位はどれか。

  1. 1.1 位
  2. 2.2 位
  3. 3.3 位
  4. 4.4 位

対話形式の解説

博士博士
今日は日本人の死因統計について学ぶぞ。国家試験では必修でほぼ毎年出題される超重要テーマじゃ。
サクラサクラ
死因の順位って毎年覚え直さないといけないんですか?大変そうです…。
博士博士
心配無用じゃ。1位と2位はずっと変わっておらん。1位は悪性新生物、つまりがんで、1981年からずっとトップを走り続けておる。
サクラサクラ
がんが1位なのは知っていました。では2位は?
博士博士
2位が心疾患じゃ。平成29年(2017年)のデータでは約15.3%を占めておる。心疾患というのは急性心筋梗塞や心不全など心臓の病気をまとめた分類じゃ。
サクラサクラ
心疾患って1位と2位で結構な差があるんですね。
博士博士
そうじゃな。悪性新生物が約28%、心疾患が約15%だから、がんが圧倒的に多い。ちなみに3位以下は年ごとに入れ替わるから要注意じゃ。
サクラサクラ
平成29年は3位が脳血管疾患、4位が老衰でしたよね?
博士博士
その通り!ところが平成30年になると老衰が脳血管疾患を抜いて3位に上がった。高齢化の影響じゃな。
サクラサクラ
老衰が増えているのは、長寿化の表れでもあるんですね。
博士博士
うむ。2022年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で順位がさらに動いた。だからこそ最新データを押さえる癖をつけるのじゃぞ。
サクラサクラ
覚え方のコツはありますか?
博士博士
「がん・心・脳・老・肺」と語呂で覚えるとよい。悪性新生物・心疾患・脳血管疾患・老衰・肺炎の順じゃな。年度によって老衰と脳血管の順位だけ入れ替わると意識しておこう。
サクラサクラ
心疾患が2位である背景には、生活習慣病が関わっているんですか?
博士博士
その通りじゃ。高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙、肥満が動脈硬化を進めて虚血性心疾患を招く。だから看護師は生活習慣指導を通して、この2位の病気を予防する役割も担うのじゃ。
サクラサクラ
統計の数字が、実は日々の看護ケアにつながっているんですね。

POINT

人口動態統計における主要死因順位を問う頻出問題。悪性新生物が1位、心疾患が2位という不動の序列を押さえたうえで、3位以下の変動を最新統計で確認することがポイント。

解答・解説

正解は2です

問題文:平成 29 年( 2017 年)の人口動態統計における主要死因別の死亡率で心疾患( heart disease )の順位はどれか。

解説:正解は 2 です。平成29年(2017年)の人口動態統計における主要死因別死亡率は、1位が悪性新生物(約27.9%)、2位が心疾患(約15.3%)、3位が脳血管疾患(約8.2%)、4位が老衰(約7.6%)、5位が肺炎という順位であった。心疾患は1985年に脳血管疾患を抜いて2位となって以来、長く2位を維持している。

選択肢考察

  1. ×1.  1 位

    1位は悪性新生物(がん)。1981年以降、日本人の死因1位は一貫して悪性新生物である。

  2. 2.  2 位

    平成29年の人口動態統計において心疾患は死因の2位。虚血性心疾患(急性心筋梗塞など)や心不全が中心を占める。

  3. ×3.  3 位

    平成29年では3位は脳血管疾患。なお平成30年(2018年)以降は老衰が脳血管疾患を抜いて3位となった。

  4. ×4.  4 位

    平成29年の4位は老衰。高齢化を背景に老衰死は近年増加傾向にある。

近年の主要死因順位は年ごとに微妙に入れ替わるため、国試直前には必ず最新版の『人口動態統計』を確認すること。特に老衰・脳血管疾患・肺炎の順位は年度で入れ替わりやすい。一方、1位の悪性新生物と2位の心疾患は過去数十年にわたり安定しており、この2疾患が主要死因の上位であることは確実に覚えておくべき事項である。

人口動態統計における主要死因順位を問う頻出問題。悪性新生物が1位、心疾患が2位という不動の序列を押さえたうえで、3位以下の変動を最新統計で確認することがポイント。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。