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平均寿命87年の世界 ─ 日本女性は世界一長生きなのじゃ

看護師国家試験 第109午後1 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

109午後1

平成 29 年( 2017 年)の日本における簡易生命表で女性の平均寿命に最も近いのはどれか。

  1. 1.77 年
  2. 2.82 年
  3. 3.87 年
  4. 4.92 年

対話形式の解説

博士博士
今日は平成29年の日本人女性の平均寿命を確認するぞ。簡易生命表という統計を題材にしておる。
サクラサクラ
平均寿命って『何歳まで生きるか』という数字ですよね。みんなの亡くなった年齢の平均、ってことでしょうか?
博士博士
よくある誤解じゃな。平均寿命は『0歳児が平均してあと何年生きられるか』を計算した値、つまり0歳の平均余命のことじゃ。
サクラサクラ
ということは、今生まれた赤ちゃんの期待される生存年数ですね。どうやって計算するんですか?
博士博士
その年の年齢別の死亡率が今後もずっと続くと仮定して、生命表から導き出すのじゃ。平成29年の女性は87.26年、男性は81.09年となっておる。
サクラサクラ
じゃあ答えは『87年』に最も近い選択肢ですね。
博士博士
その通り。数値を覚えるときは『男性81、女性87』とリズムで押さえるとよい。国試必修では0.5点刻みの細かい暗記より、概数を確実に選べるかが問われる。
サクラサクラ
『92年』は明らかに大きすぎですし、『77年』は昭和の頃の数字っぽいですよね。
博士博士
そうじゃな。77年台は1970年代後半の女性の水準で、医療や栄養状態の改善とともに平均寿命は延び続けておる。
サクラサクラ
健康寿命との差も大事だと習いました。
博士博士
よく覚えておる。健康寿命とは『日常生活が制限されずに過ごせる期間』で、女性は平均寿命との差が約12年もある。その期間をいかに短くするかが『健康日本21』の重要テーマじゃ。
サクラサクラ
看護師として『長生き』だけでなく『健康な長生き』を支える視点が求められるわけですね。
博士博士
その通り。さらに毎年の値は微変動するから、受験前年と当年の最新値を厚労省HPで確認する習慣をつけるのじゃ。

POINT

平成29年の女性の平均寿命の概数を問う必修問題。男性と女性の値を混同しないことと、87年台という具体的数値を押さえることがポイント。

解答・解説

正解は3です

問題文:平成 29 年( 2017 年)の日本における簡易生命表で女性の平均寿命に最も近いのはどれか。

解説:正解は 3 の「87 年」です。厚生労働省が毎年公表している簡易生命表によれば、平成29年(2017年)の日本人女性の平均寿命は87.26年、男性は81.09年でした。平均寿命とは0歳の子どもがあと何年生きられるかの期待値(0歳の平均余命)を指し、その年の年齢階級別死亡率が将来も続くと仮定して算出されます。日本の女性の平均寿命は世界トップクラスを維持しており、過去数十年にわたって緩やかに延び続けている点を押さえておく必要があります。

選択肢考察

  1. ×1.  77 年

    77年前後は1970年代後半から1980年前後の女性の平均寿命に近い値であり、平成29年の実績よりも約10年短い。時代背景のずれが大きく誤り。

  2. ×2.  82 年

    82年前後は平成29年の男性(81.09年)にやや近い値で、女性の平均寿命としては過少評価となる。男女を取り違えないよう注意が必要。

  3. 3.  87 年

    平成29年簡易生命表における女性の平均寿命は87.26年で、選択肢の中で最も近い。必修問題で頻出の数値のため正確に記憶しておきたい。

  4. ×4.  92 年

    女性の平均寿命はまだ90年には達しておらず、92年は過大。近年も87〜88年台で推移している。

平均寿命は「0歳の平均余命」であり、ある年齢の人が今後平均して何年生きられるかを示す平均余命とは区別する。日本の平均寿命は男女ともに世界上位で、健康寿命との差(男性約9年、女性約12年)を縮めることが政策課題となっている。試験対策としては、男性81年台・女性87年台という語呂で覚えると取りこぼしを防げる。

平成29年の女性の平均寿命の概数を問う必修問題。男性と女性の値を混同しないことと、87年台という具体的数値を押さえることがポイント。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。