国民健康・栄養調査を読み解く 成人生活習慣の最新像
看護師国家試験 第109回 午後 第47問
国試問題にチャレンジ
平成 29 年( 2017 年)の国民健康・栄養調査における成人の生活習慣の特徴で正しいのはどれか。
- 1.朝食の欠食率は 40 歳代が最も多い。
- 2.運動習慣のある人の割合は 30 歳代が最も多い。
- 3.1 日の平均睡眠時間は 6 時間以上 7 時間未満が最も多い。
- 4.習慣的に喫煙している人の割合は 10 年前に比べて増加している。
対話形式の解説
博士
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博士
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博士POINT
国民健康・栄養調査(平成29年)の成人生活習慣の主要データを押さえる。特に睡眠時間分布・朝食欠食率・運動習慣・喫煙率の年代差と年次推移が頻出。
解答・解説
正解は3です
問題文:平成 29 年( 2017 年)の国民健康・栄養調査における成人の生活習慣の特徴で正しいのはどれか。
解説:正解は 3 の1日の平均睡眠時間は6時間以上7時間未満が最も多い、である。平成29年国民健康・栄養調査によると、成人の1日の平均睡眠時間は男女ともに『6時間以上7時間未満』の層が最多で、全体の約34%を占めた。次いで5〜6時間、7〜8時間の順。日本人成人の短時間睡眠傾向を反映している。
選択肢考察
- ×1. 朝食の欠食率は 40 歳代が最も多い。
朝食欠食率は男女ともに20歳代が最多。男性では20歳代で約30%、次いで30歳代と40歳代が高いという順。40歳代が最多ではない。
- ×2. 運動習慣のある人の割合は 30 歳代が最も多い。
運動習慣者(1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続)の割合が最も高いのは男女とも高齢層(男性65歳以上、女性70歳以上)。30歳代はむしろ最低水準である。
- ○3. 1 日の平均睡眠時間は 6 時間以上 7 時間未満が最も多い。
同調査での睡眠時間分布は6〜7時間未満が男女とも最多(約34%)。日本人の睡眠時間は先進国の中でも短く、睡眠負債が健康課題として注目されている。
- ×4. 習慣的に喫煙している人の割合は 10 年前に比べて増加している。
喫煙率は長期的に減少傾向にあり、10年前比でも低下している。平成29年時点で成人男性約29.4%、女性約7.2%。タバコ規制強化や価格上昇の影響が大きい。
国民健康・栄養調査は健康増進法に基づき、厚生労働省が毎年実施する。身体状況・栄養摂取状況・生活習慣を全国規模で把握し、健康日本21などの施策の基礎資料となる。睡眠に関しては『健康づくりのための睡眠指針2014』(2024年改訂版あり)で成人6〜8時間程度を目安とし、睡眠負債への注意喚起が示されている。喫煙率は健康日本21(第二次)の目標『成人喫煙率12%』に向けて対策強化中である。
国民健康・栄養調査(平成29年)の成人生活習慣の主要データを押さえる。特に睡眠時間分布・朝食欠食率・運動習慣・喫煙率の年代差と年次推移が頻出。
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