StudyNurse

ギャンブル等依存症対策基本法を押さえよう

看護師国家試験 第111午後31

国試問題にチャレンジ

111午後31

次の法律のうち最も新しく制定されたのはどれか。

  1. 1.未成年者喫煙禁止法
  2. 2.麻薬及び向精神薬取締法
  3. 3.アルコール健康障害対策基本法
  4. 4.ギャンブル等依存症対策基本法

対話形式の解説

博士博士
今日は法律の新旧を問う問題じゃ。選択肢にはたばこ・麻薬・アルコール・ギャンブルと依存症に関わる法律が並んでおるぞ。
サクラサクラ
うっ、制定年を丸暗記するの苦手です…
博士博士
安心せい。社会背景と紐づければ自然と順番が見えてくる。まず正解から言うと、正解は4のギャンブル等依存症対策基本法で、平成30年(2018年)制定じゃ。
サクラサクラ
2018年というと、カジノの話題があった頃ですよね?
博士博士
その通り。2016年のIR整備推進法で統合型リゾート(カジノを含む)の整備が方向づけられ、依存症拡大への懸念から対策の基本理念を定めた法律が必要になったのじゃ。
サクラサクラ
では選択肢1の未成年者喫煙禁止法はいつですか?
博士博士
これは明治33年(1900年)制定で選択肢中で最も古い。2022年の成年年齢引下げに伴い、対象年齢は20歳未満のまま維持されておる。
サクラサクラ
選択肢2の麻薬及び向精神薬取締法は?
博士博士
昭和28年(1953年)じゃ。元は麻薬取締法で、平成2年(1990年)に向精神薬も対象に加えて改称された。保健衛生上の危害防止が目的じゃな。
サクラサクラ
選択肢3のアルコール健康障害対策基本法は依存症つながりで新しそうですね。
博士博士
平成25年(2013年)制定。飲酒運転や虐待など社会問題と健康障害を一体で対策する基本法で、2018年のギャンブル等依存症対策基本法よりは5年古い。
サクラサクラ
なるほど、依存症対策はアルコール→ギャンブルの順で法整備が進んだんですね。
博士博士
よい整理じゃ。基本法は「対策を総合的に進めるための土台」として制定されることを覚えておくとよい。
サクラサクラ
制定年を丸暗記するより、背景と合わせて覚える方がラクそうです!
博士博士
その通り。国試では「最も新しい」「最も古い」を問うパターンが多いから、依存症関連の2013・2018年は特に要チェックじゃ。

POINT

保健医療福祉関連法規の制定年と背景を整理し、最新の依存症対策法が2018年である点を押さえる問題です。

解答・解説

正解は4です

問題文:次の法律のうち最も新しく制定されたのはどれか。

解説:正解は 4 です。ギャンブル等依存症対策基本法は平成30年(2018年)に制定された、選択肢の中で最も新しい法律です。統合型リゾート(IR)整備推進法の成立を契機に、ギャンブル等依存症が本人や家族、社会に深刻な影響を及ぼす問題として認識され、予防・診療・相談支援・回復支援を国の責務として明確化するために制定されました。

選択肢考察

  1. ×1.  未成年者喫煙禁止法

    明治33年(1900年)制定で選択肢中最も古い法律です。2022年の成年年齢引下げに伴い「二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律」と運用上の読み替えがなされ、対象は20歳未満のままです。

  2. ×2.  麻薬及び向精神薬取締法

    昭和28年(1953年)に麻薬取締法として制定され、平成2年(1990年)に現名称へ改正されました。麻薬・向精神薬の乱用防止と保健衛生上の危害防止を目的とします。

  3. ×3.  アルコール健康障害対策基本法

    平成25年(2013年)制定です。不適切飲酒による健康障害や飲酒運転・虐待・自殺などの関連問題への対策を総合的に推進する基本法ですが、2018年のギャンブル等依存症対策基本法より古いです。

  4. 4.  ギャンブル等依存症対策基本法

    平成30年(2018年)制定で選択肢中最も新しい法律です。IR整備推進法の成立を受けて、依存症対策の総合的・計画的推進を図るために制定されました。

法律の制定年は暗記ゲームになりがちですが、「IR法(2016)→ギャンブル依存症対策基本法(2018)」のように社会的背景とセットで押さえると忘れにくくなります。アルコール健康障害対策基本法(2013)・ギャンブル等依存症対策基本法(2018)は「依存症三兄弟」のイメージで覚えると整理しやすいです。

保健医療福祉関連法規の制定年と背景を整理し、最新の依存症対策法が2018年である点を押さえる問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。