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女性のがん死亡1位は大腸—罹患と死亡の順位差を読み解く

看護師国家試験 第114午後1 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

114午後1

日本の令和4年(2022年)の人口動態統計で、女性の死亡数が最も多い悪性新生物(malignant neoplasm)<腫瘍>の発生部位はどれか。

  1. 1.
  2. 2.子宮
  3. 3.大腸
  4. 4.乳房

対話形式の解説

博士博士
今日は女性のがんの部位別死亡数について整理するぞ。令和4年の人口動態統計で女性の悪性新生物の死亡数1位はどこじゃと思う?
サクラサクラ
えーと、乳がんですか?女性のがんといえば乳がんのイメージが強いです。
博士博士
気持ちはわかるが、それは「罹患数」の話じゃ。死亡数で見ると違うのじゃよ。実は女性のがん死亡1位は大腸なのじゃ。
サクラサクラ
えっ、大腸がんですか!意外でした。なぜ乳がんより多いんですか?
博士博士
乳がんは検診や治療の進歩で予後が良好になっておる。一方で大腸がんは食生活の欧米化や高齢化を背景に死亡数が増え続けておるのじゃ。
サクラサクラ
なるほど…。罹患数と死亡数で順位が違うのが面白いですね。女性の死亡数の順位を覚えるコツはありますか?
博士博士
令和4年では、大腸→肺→膵臓→乳房→胃の順じゃ。「だい・はい・すい・にゅう・い」と語呂合わせで覚える人もおる。
サクラサクラ
男性はどうなんですか?
博士博士
男性は肺→大腸→胃→膵臓→肝臓の順で、こちらは肺がトップじゃ。男性の喫煙率の高さが反映されておるのう。
サクラサクラ
男女とも大腸がんが上位というのは共通していますね。
博士博士
そうじゃ。だから国は40歳以上に対して大腸がん検診(便潜血検査)を推奨しておる。早期発見できれば予後は非常に良いがんでもある。
サクラサクラ
看護師として大腸がん検診の受診勧奨は大事な仕事になりそうですね。
博士博士
その通りじゃ。さらに膵臓がんが3位に入っているのも特徴で、症状が出にくく早期発見が困難ながんとして注目されておる。
サクラサクラ
統計の数字は毎年変わると思いますが、最新の数値を必ずチェックしておくことが大切ですね。
博士博士
うむ、国試では「最新の人口動態統計」が問われるから、毎年の発表を確認する習慣をつけるのじゃ。

POINT

女性のがん部位別死亡数の最新順位を問う問題。「罹患数1位は乳房、死亡数1位は大腸」という対比で覚えるのが鉄則。

解答・解説

正解は3です

問題文:日本の令和4年(2022年)の人口動態統計で、女性の死亡数が最も多い悪性新生物(malignant neoplasm)<腫瘍>の発生部位はどれか。

解説:正解は 3 です。令和4年(2022年)の人口動態統計によると、女性における悪性新生物の部位別死亡数で第1位は大腸(結腸+直腸)です。続いて肺、膵臓、乳房、胃の順に多く、長らく女性のがん死因首位であった胃がんが減少傾向となる一方、食生活の欧米化や高齢化に伴って大腸がんによる死亡が増加し、近年は女性のがん死因のトップを占めています。

選択肢考察

  1. ×1.  

    女性の部位別がん死亡数では第2位。男性では肺が第1位だが、女性は大腸の方が多いため最多ではない。

  2. ×2.  子宮

    子宮がん(頸部・体部)による死亡は女性のがん死亡全体の中では上位5位には入らず、最多ではない。

  3. 3.  大腸

    令和4年人口動態統計で女性のがん死亡部位第1位。食生活の欧米化や高齢化を背景に増加傾向にある。

  4. ×4.  乳房

    乳がんは女性のがん罹患数では第1位だが、予後が比較的良好なため死亡数では第4位前後にとどまる。

がんの「罹患数(かかる人数)」と「死亡数(亡くなる人数)」は順位が異なる点が重要。女性の罹患数は乳房>大腸>肺>胃>子宮の順だが、死亡数は大腸>肺>膵臓>乳房>胃の順となる。男性の死亡数は肺>大腸>胃>膵臓>肝臓の順で、男女ともに大腸が上位である点を押さえておきたい。

女性のがん部位別死亡数の最新順位を問う問題。「罹患数1位は乳房、死亡数1位は大腸」という対比で覚えるのが鉄則。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。