運動しているのは実は高齢者?国民健康・栄養調査で読む運動習慣
看護師国家試験 第114回 午前 第3問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査で、運動習慣のある割合が最も高いのはどれか。
- 1.20歳代
- 2.40歳代
- 3.60歳代
- 4.70歳以上
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
運動習慣の定義(1回30分以上・週2回以上・1年以上継続)と、年代別では70歳以上で最も高いという傾向を押さえる。
解答・解説
正解は4です
問題文:令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査で、運動習慣のある割合が最も高いのはどれか。
解説:正解は 4 の「70歳以上」です。国民健康・栄養調査における『運動習慣のある者』とは、『1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続している者』と定義されます。令和元年(2019年)の結果では、20歳以上男女全体で運動習慣のある者の割合は男性33.4%、女性25.1%で、年代別に見ると最も低いのは男女とも30〜40歳代、最も高いのは70歳以上でした。70歳以上では男性42.7%、女性35.9%と、他年代を明らかに上回っています。仕事や子育てで時間的余裕が乏しい現役世代に比べ、退職後に時間的余裕が生まれ、健康意識も高まる高齢世代で運動習慣の割合が高い傾向を示しています。
選択肢考察
- ×1. 20歳代
20歳代は男女とも運動習慣率が低めで、男性28.4%・女性12.9%程度。女性の運動習慣率は特に低く、20〜40歳代でおおむね10%台にとどまる。
- ×2. 40歳代
40歳代は男性18.5%・女性12.9%で、調査結果の中で特に低い層。仕事・育児で運動時間の確保が難しい世代と考えられる。
- ×3. 60歳代
60歳代は男性35.5%・女性25.3%で、現役世代より高いが70歳以上には及ばない。
- ○4. 70歳以上
男性42.7%・女性35.9%と、調査の全年代の中で最も高い割合を示す。退職後の時間的ゆとりと健康志向の高まりが背景にあると考えられる。
国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づき厚生労働省が毎年実施する統計調査で、国民の栄養摂取量・身体状況・生活習慣を把握することを目的とする。『運動習慣のある者』の定義(1回30分以上・週2回以上・1年以上継続)は国試頻出なので暗記すべき。なお関連する指標として、歩数の平均値もあり、令和元年では成人男性約6,793歩、女性約5,832歩で、健康日本21の目標値(男性9,000歩、女性8,500歩)には届いていない。高齢者ではフレイル予防の観点から、レジスタンス運動(筋トレ)の実施も推奨されている。
運動習慣の定義(1回30分以上・週2回以上・1年以上継続)と、年代別では70歳以上で最も高いという傾向を押さえる。
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