看護におけるコミュニケーションの基本
看護師国家試験 第104回 午後 第18問 / 必修問題 / 看護の基本技術
国試問題にチャレンジ
患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。
- 1.専門用語を用いて説明する。
- 2.視線を合わせずに会話をする。
- 3.沈黙が生じたら会話を終える。
- 4.患者の非言語的な表現を活用する。
対話形式の解説
博士
患者とのコミュニケーションで適切なのはどれかのう。
アユム
非言語的な表現を活用することですよね。
博士
正解じゃ。表情やしぐさが情報の宝庫なのじゃ。
アユム
専門用語はなぜ避けるのですか。
博士
理解を妨げて反射的にうなずいてしまうことが多いからじゃ。
アユム
視線を外すのも良くないですね。
博士
信頼関係を損なう代表的な行動じゃ。
アユム
沈黙はどう扱いますか。
博士
患者が感情を整理する時間として大切に扱うのじゃ。
アユム
タッチングはどう活用できますか。
博士
肩や手にそっと触れることで安心感を伝えられるのじゃ。
アユム
メラビアンの法則ってありましたよね。
博士
視覚55%、聴覚38%、言語7%という有名な研究じゃ。
アユム
非言語の観察ポイントは何ですか。
博士
表情、視線、姿勢、声のトーン、呼吸の速さなどじゃ。
アユム
逆に話しすぎないことも大切ですね。
博士
傾聴と沈黙の活用は治療的コミュニケーションの基本じゃよ。
POINT
看護コミュニケーションでは平易な言葉、適切なアイコンタクト、沈黙の活用に加え、表情やしぐさなどの非言語的表現を読み取り活かすことが重要です。メラビアンの法則が示すように非言語要素の影響は大きく、タッチングや傾聴も含めた総合的な技術として習得する必要があります。患者の真意を理解する基礎技術として確実に押さえましょう。
解答・解説
正解は 4 です
問題文:患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。
解説:正解は 4 です。コミュニケーションは言語的要素だけでなく、表情・視線・姿勢・身振りなどの非言語的要素を読み取り活用することで、患者理解と信頼関係構築につながります。
選択肢考察
-
× 1. 専門用語を用いて説明する。
専門用語は理解を妨げるため、平易な言葉に置き換え、必要に応じてイラストや資料を用いて説明します。
-
× 2. 視線を合わせずに会話をする。
アイコンタクトは関心や尊重を示し信頼関係の基盤となります。視線を外したままでは患者は疎外感を抱きます。
-
× 3. 沈黙が生じたら会話を終える。
沈黙は患者が考えや感情を整理する大切な時間であり、強引に終わらせず受容的に待つ姿勢が必要です。
-
○ 4. 患者の非言語的な表現を活用する。
表情・しぐさ・呼吸・声のトーンなどから患者の感情や理解度を読み取ることが、効果的な看護援助に直結します。
メラビアンの法則では、感情・態度の伝達は言語7%、聴覚38%、視覚55%とされ、非言語の影響が大きいとされます。タッチングや沈黙の活用も非言語的コミュニケーション技術に含まれます。
治療的コミュニケーションの基本原則を理解し、非言語的表現の重要性を問う問題です。
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