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成人バイタルサインの正常範囲を確認しよう

看護師国家試験 第104回 午後 第19問 / 必修問題 / 看護の基本技術

国試問題にチャレンジ

104回 午後 第19問

成人の安静時における所見で異常なのはどれか。

  1. 1.体温36.2℃
  2. 2.呼吸数12/分
  3. 3.脈拍116/分
  4. 4.血圧128/84mmHg

対話形式の解説

博士 博士

安静時のバイタルで異常なのはどれかのう。

サクラ サクラ

脈拍116/分が頻脈ですよね。

博士 博士

正解じゃ。100/分以上は頻脈と覚えるのじゃ。

サクラ サクラ

体温36.2℃は正常ですか。

博士 博士

36〜37℃前後が成人の平熱、問題ないのじゃ。

サクラ サクラ

呼吸数12/分は少なくないですか。

博士 博士

基準は12〜20/分で下限じゃが正常範囲内じゃ。

サクラ サクラ

血圧128/84mmHgは大丈夫ですか。

博士 博士

正常域血圧の範囲じゃが、家庭血圧と合わせて経過観察じゃ。

サクラ サクラ

頻脈の原因は何が多いですか。

博士 博士

発熱、脱水、貧血、痛み、不整脈、甲状腺機能亢進などじゃ。

サクラ サクラ

脈の触診で他に何を見ますか。

博士 博士

リズムの整・不整、脈圧、左右差じゃのう。

サクラ サクラ

心房細動の脈はどう感じますか。

博士 博士

絶対性不整脈で脈の強弱もばらばらじゃ。

サクラ サクラ

緊急時はどう測定しますか。

博士 博士

15秒測定し4倍して概算するのじゃが、不整時は1分計測が望ましいのじゃよ。

POINT

成人の安静時脈拍は60〜100/分が正常で、116/分は頻脈に分類されます。体温36.2℃、呼吸数12/分、血圧128/84mmHgは正常範囲です。頻脈は発熱・脱水・貧血・不整脈・内分泌疾患など多様な原因を背景に持つため、随伴症状とあわせた評価が必要です。バイタル基準値は必修問題の頻出ポイントとして必ず暗記しましょう。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:成人の安静時における所見で異常なのはどれか。

解説:正解は 3 です。成人の安静時脈拍の基準値は60〜100/分で、116/分は頻脈に該当し異常所見となります。

選択肢考察

  1. × 1.  体温36.2℃

    成人の腋窩平熱は36〜37℃前後とされ、36.2℃は正常範囲内です。

  2. × 2.  呼吸数12/分

    成人の安静時呼吸数の基準値は12〜20/分とされ、12/分は基準範囲の下限ですが正常範囲です。

  3. 3.  脈拍116/分

    100/分を超える頻脈であり、発熱・脱水・貧血・甲状腺機能亢進・不整脈などの原因検索が必要です。

  4. × 4.  血圧128/84mmHg

    日本高血圧学会の基準で正常高値(128/84は正常血圧域)に位置し、ただちに異常とは言えません。

頻脈の評価では、脈の整・不整、脈圧、随伴症状(動悸・息切れ・胸痛・冷汗)を併せて観察します。新生児や小児は基準値が高く、年齢ごとの基準値を覚えておくことも重要です。

成人のバイタルサインの基準値を整理し、異常値を正しく見抜けるかを問う問題です。