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脳神経12対、機能と組み合わせて覚えよう

看護師国家試験 第103回 午後 第29問 / 必修問題 / 人体の構造と機能

国試問題にチャレンジ

103回 午後 第29問

脳神経とその機能の組合せで正しいのはどれか。

  1. 1.顔面神経 ―――― 顔の感覚
  2. 2.舌下神経 ―――― 舌の運動
  3. 3.動眼神経 ―――― 眼球の外転
  4. 4.三叉神経 ―――― 額のしわ寄せ

対話形式の解説

博士 博士

脳神経は何対あるか覚えているかね?

サクラ サクラ

12対ですよね。

博士 博士

その通り、それぞれ固有の機能を担っておる。今回は脳神経と機能の正しい組み合わせを選ぶ問題じゃ。

サクラ サクラ

正解はどれですか?

博士 博士

正解は2の舌下神経と舌の運動じゃ。舌下神経(XII)は舌筋を支配しておる。

サクラ サクラ

1の顔面神経と顔の感覚はどうしてダメなんですか?

博士 博士

顔面神経は表情筋の運動と味覚、唾液・涙液分泌が役割じゃ。顔の感覚は三叉神経が担当しておるんじゃよ。

サクラ サクラ

3の動眼神経と眼球外転はどうですか?

博士 博士

動眼神経は眼球の上転・下転・内転、縮瞳、上眼瞼挙上じゃ。外転は外転神経(VI)の役割じゃな。

サクラ サクラ

4の三叉神経と額のしわ寄せは?

博士 博士

三叉神経は顔面感覚と咀嚼筋じゃ。額のしわ寄せは前頭筋の運動で、顔面神経の働きじゃよ。

サクラ サクラ

顔面神経麻痺で額のしわが寄せられないのは中枢性ですか末梢性ですか?

博士 博士

末梢性なら患側全体が麻痺するから額もしわ寄せできない、中枢性なら額は両側支配で残ることが多いんじゃ。

サクラ サクラ

鑑別に役立ちますね。

博士 博士

脳神経の機能と障害症状を結びつけて覚えると、神経学的アセスメントが格段に上手くなるぞ。

サクラ サクラ

舌下神経麻痺では舌が患側に偏位するんですよね。

博士 博士

その通り、片側の筋力低下で舌は麻痺側に引っ張られるんじゃ。

POINT

脳神経12対のうち、舌の運動を担うのは舌下神経です。顔の感覚は三叉神経、表情筋は顔面神経、眼球外転は外転神経が担当します。脳神経の機能と障害所見を結びつけて理解することで、神経学的アセスメントの精度が高まります。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:脳神経とその機能の組合せで正しいのはどれか。

解説:正解は2です。脳神経は12対あり、それぞれ固有の機能を担います。舌下神経(XII)は舌筋を支配し、舌の運動をつかさどります。一方、顔面神経(VII)は表情筋の運動と味覚(前2/3)、唾液・涙液分泌を担当します。動眼神経(III)は眼球の上転・下転・内転と縮瞳・上眼瞼挙上を、三叉神経(V)は顔面の感覚と咀嚼運動を担当します。脳神経の機能と障害症状の対応は神経学的アセスメントの基本です。

選択肢考察

  1. × 1.  顔面神経 ―――― 顔の感覚

    顔面神経は表情筋の運動と味覚・唾液分泌をつかさどる神経です。顔の感覚を担うのは三叉神経です。

  2. 2.  舌下神経 ―――― 舌の運動

    舌下神経は舌筋を支配し、舌の運動を担います。障害されると舌が患側に偏位し、構音障害や嚥下障害が現れます。

  3. × 3.  動眼神経 ―――― 眼球の外転

    動眼神経は眼球の上転・下転・内転、縮瞳、上眼瞼挙上を担当します。眼球の外転は外転神経(VI)が担当します。

  4. × 4.  三叉神経 ―――― 額のしわ寄せ

    三叉神経は顔面の感覚と咀嚼筋を担当します。額のしわ寄せ(前頭筋の運動)は表情筋の働きで、顔面神経が担います。

脳神経12対の機能:I嗅神経(嗅覚)、II視神経(視覚)、III動眼神経(眼球運動・縮瞳・眼瞼挙上)、IV滑車神経(眼球運動)、V三叉神経(顔面感覚・咀嚼)、VI外転神経(眼球外転)、VII顔面神経(表情筋・味覚・唾液涙液分泌)、VIII内耳神経(聴覚・平衡覚)、IX舌咽神経(嚥下・味覚)、X迷走神経(内臓・嚥下・発声)、XI副神経(胸鎖乳突筋・僧帽筋)、XII舌下神経(舌運動)。覚え方は「嗅いで視る動く車三つ外、顔聴く舌迷う副舌下」。

脳神経12対のそれぞれの主要機能を正確に把握しているかを問う問題です。神経学的所見の理解に直結します。