眼で光を屈折するのは角膜
看護師国家試験 第103回 午前 第28問 / 必修問題 / 人体の構造と機能
国試問題にチャレンジ
光を屈折する眼の構造はどれか。
- 1.結膜
- 2.角膜
- 3.強膜
- 4.網膜
対話形式の解説
博士
今日は眼の構造の問題じゃ。
アユム
光を屈折するのはどれですか。
博士
正解は2の角膜じゃ。
アユム
水晶体ではないんですね。
博士
水晶体も屈折するが、角膜の方が屈折力が大きい。眼の屈折力の約3分の2じゃ。
アユム
1の結膜は。
博士
眼球と眼瞼を覆う粘膜で、涙液保持や眼球運動の補助じゃ。
アユム
3の強膜は。
博士
白目の部分で形態保持と保護、光は通さん。
アユム
4の網膜は。
博士
光を受け取って電気信号に変える神経組織じゃ。屈折はせん。
アユム
水晶体の役割は何ですか。
博士
毛様体筋で厚みを変えて遠近のピント調節をするのじゃ。
アユム
加齢でどうなりますか。
博士
硬化すると老視、混濁すると白内障になる。
アユム
角膜のケアも大事ですね。
博士
角膜は無血管で傷が治りにくい。コンタクトの管理を厳重にの。
POINT
眼で光を屈折するのは角膜と水晶体で、特に角膜が大半の屈折力を担います。結膜は粘膜、強膜は支持組織、網膜は光の受容器であり屈折には関与しません。角膜と水晶体で網膜にピントが合わさり明瞭な視覚が成立します。
解答・解説
正解は 2 です
問題文:光を屈折する眼の構造はどれか。
解説:正解は 2 です。眼に入る光は角膜と水晶体で屈折して網膜上に焦点を結びます。屈折力の約3分の2は角膜が担い、残りを水晶体が調節します。角膜は無血管で透明な凸状の膜で、入射光を強く屈折させる『眼のレンズ』として働きます。
選択肢考察
-
× 1. 結膜
結膜は眼瞼の裏と眼球前面(強膜上)を覆う粘膜で、涙液の保持や眼球運動の円滑化を担いますが、光の屈折には関与しません。
-
○ 2. 角膜
角膜は眼球前面の透明な凸状の膜で、外界からの光を最も強く屈折させます。眼の屈折力の大部分を担う重要な構造です。
-
× 3. 強膜
強膜は眼球の白い部分を覆う線維性の膜で、眼球の形態保持と保護を担います。光は通さず屈折にも関与しません。
-
× 4. 網膜
網膜は眼球後方の内壁にある神経組織で、光を電気信号に変換する役割を担います。屈折ではなく光の受容器です。
水晶体は毛様体筋により厚みを変え遠近のピントを調節します。加齢で水晶体が硬化し調節力が低下すると老視に、混濁すると白内障になります。角膜の傷は失明につながるため、角膜異物やコンタクトレンズの取り扱いには注意が必要です。
眼球の各層の機能、特に光を屈折する角膜の役割を問う基本問題です。
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