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免疫を担う血液細胞は?

看護師国家試験 第104回 午前 第10問 / 必修問題 / 人体の構造と機能

国試問題にチャレンジ

104回 午前 第10問

免疫機能に関与する細胞はどれか。

  1. 1.血小板
  2. 2.白血球
  3. 3.網赤血球
  4. 4.成熟赤血球

対話形式の解説

博士 博士

今日は血液成分の機能を整理するぞ。

アユム アユム

血液には赤血球、白血球、血小板がありますよね。

博士 博士

その通り。それぞれ役割が違うのじゃ。

アユム アユム

免疫を担うのはどれですか?

博士 博士

白血球じゃ。骨髄で作られ、好中球やリンパ球など複数の種類がある。

アユム アユム

好中球はどんな働きですか?

博士 博士

細菌を貪食して殺菌する自然免疫の主役じゃ。

アユム アユム

リンパ球はどうですか?

博士 博士

T細胞は細胞性免疫、B細胞は抗体産生、NK細胞は感染細胞や腫瘍細胞を攻撃する。

アユム アユム

血小板は免疫ではないんですね。

博士 博士

血小板は止血と凝固が主な役割じゃ。

アユム アユム

網赤血球というのは?

博士 博士

脱核直後の若い赤血球で、貧血の評価に使われる指標じゃ。

アユム アユム

成熟赤血球はヘモグロビンで酸素を運ぶんですよね。

博士 博士

その通り。核を持たない円盤状の細胞じゃ。

アユム アユム

白血球数の基準値はどれくらいですか?

博士 博士

約4,000〜9,000/μLじゃ。感染では増加し、分画も診断に役立つ。

アユム アユム

免疫の主役が白血球と覚えます。

POINT

免疫機能を担うのは白血球で、顆粒球・単球・リンパ球の各サブセットが自然免疫と獲得免疫を協調的に担います。血小板や赤血球の機能と区別して理解しましょう。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:免疫機能に関与する細胞はどれか。

解説:正解は2の白血球です。白血球は骨髄の造血幹細胞から分化した有核細胞群で、好中球・好酸球・好塩基球(顆粒球)、単球(マクロファージへ分化)、リンパ球(T細胞・B細胞・NK細胞)に分類されます。好中球やマクロファージは細菌を貪食し、好酸球は寄生虫やアレルギー反応に関与、好塩基球はヒスタミン放出を担います。リンパ球のうちT細胞は細胞性免疫、B細胞は抗体産生による液性免疫、NK細胞はウイルス感染細胞や腫瘍細胞の傷害を行うなど、白血球は自然免疫から獲得免疫まで広範な免疫応答を担います。

選択肢考察

  1. × 1.  血小板

    止血と血液凝固を担う無核の細胞片で、免疫の主役ではありません。ただし炎症との関連は近年注目されています。

  2. 2.  白血球

    顆粒球・単球・リンパ球など免疫機能を担う細胞群を含み、本問の正解です。

  3. × 3.  網赤血球

    脱核直後の若い赤血球で、酸素運搬の前段階の細胞であり免疫機能はありません。

  4. × 4.  成熟赤血球

    ヘモグロビンによる酸素・二酸化炭素の運搬を担う細胞で、免疫機能はありません。

白血球数の基準値はおおむね4,000〜9,000/μLで、感染症で増加(特に好中球)、ウイルス感染や免疫不全で変動します。白血球分画(好中球・リンパ球・単球・好酸球・好塩基球の比率)は疾患鑑別の重要な指標です。

血液成分の機能区分(免疫=白血球)を問う基本問題です。