マズローの欲求階層と生理的欲求
看護師国家試験 第108回 午後 第6問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
マズロー, A. H.(Maslow, A. H.)の基本的欲求の階層で、食事・排泄・睡眠の欲求はどれか。
- 1.安全の欲求
- 2.自己実現の欲求
- 3.承認の欲求
- 4.生理的欲求
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
マズローの欲求階層説における第1階層(生理的欲求)の内容を問う基本問題。
解答・解説
正解は4です
問題文:マズロー, A. H.(Maslow, A. H.)の基本的欲求の階層で、食事・排泄・睡眠の欲求はどれか。
解説:正解は 4 です。マズローは人間の欲求を5段階の階層にまとめ、低次の欲求が満たされると次の高次の欲求が現れると提唱しました(欲求階層説)。第1階層(最下層)が生理的欲求で、食事・排泄・睡眠・呼吸・体温維持など生命維持に直結する本能的欲求が含まれます。看護の基本である日常生活援助は、この生理的欲求の充足に深く関わります。
選択肢考察
- ×1. 安全の欲求
第2階層の欲求で、身の安全・経済的安定・健康維持など、危険から守られた環境を求める欲求です。食事・排泄・睡眠は含まれません。
- ×2. 自己実現の欲求
第5階層(最上位)の欲求で、自分の可能性を最大限に発揮し、理想の自分になりたいという欲求です。
- ×3. 承認の欲求
第4階層の欲求で、他者から認められたい、尊敬されたいという欲求です。自己肯定感にも関連します。
- ○4. 生理的欲求
第1階層の最も基本的な欲求で、食事・排泄・睡眠・呼吸・体温維持など、生命を保つために不可欠な欲求です。
マズローの5段階は下から「生理的欲求→安全の欲求→社会的欲求(所属と愛の欲求)→承認の欲求→自己実現の欲求」です。下位欲求が満たされなければ上位欲求は現れにくいとされ、看護では生理的欲求や安全の欲求の充足が優先されます。近年は自己実現の上に「自己超越(self-transcendence)」を加えた6段階説もマズロー自身によって提唱されています。
マズローの欲求階層説における第1階層(生理的欲求)の内容を問う基本問題。
「看護過程・看護理論」の関連問題
マズローのピラミッド、第3段の正体
マズローの欲求階層の5段階それぞれの内容を整理し、「集団への帰属」が第3段階の所属と愛の欲求にあたることを判断できるかを問う基本問題です。
115回
白血球の値と易感染状態は何が違う?看護過程における『情報の分析』を徹底整理
看護過程における『情報』と『情報の分析(解釈・統合した判断)』の違いを問う問題。生データ(検査値・患者の訴え)か、それを統合して導いた看護師の判断か、を見極めるのがポイント。
115回
クリティカルシンキングは「否定」ではなく「根拠で吟味」する思考
クリティカルシンキングの本質を問う問題。語感から「批判的=否定する」と誤解しやすいが、正しくは「根拠に基づき情報を客観的に吟味・解釈する」思考過程である点を理解しているかが鍵となる。
115回
「自分ならできる」が禁酒を支える――バンデューラの自己効力感を読み解く
「自分ならできる」という主観的確信が行動変容を促進する概念は何かを問う問題。バンデューラの自己効力感の定義と、紛らわしい心理学用語(自己洞察・自己中心性・自己同一性)との区別がカギ。
115回
看護目標は誰のもの?「測れる」ことがすべてのはじまり
看護過程における看護目標の設定原則を問う問題。目標の主語が「患者」であること、達成度を客観的に評価できる測定可能な表現にすること、現実的かつ期限を明確にすることが核となる視点。
115回
