ハヴィガーストの発達課題を正しく理解しよう
看護師国家試験 第108回 午後 第32問
国試問題にチャレンジ
ハヴィガースト, R. J.(Havighurst,R.J.)の発達課題に関する説明で適切なのはどれか。
- 1.成長に伴い発達課題は消失する。
- 2.各発達段階の発達課題は独立している。
- 3.身体面の変化と発達課題は無関係である。
- 4.発達課題の達成は個人の生活と関連する。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
ハヴィガーストの発達課題理論の基本的な考え方(段階性・連続性・個人差)を理解しているかを問う問題です。
解答・解説
正解は4です
問題文:ハヴィガースト, R. J.(Havighurst,R.J.)の発達課題に関する説明で適切なのはどれか。
解説:正解は 4 です。ハヴィガーストはアメリカの教育心理学者で、人間の一生を乳幼児期・児童期・青年期・壮年期・中年期・老年期の6段階に分け、それぞれの段階で達成すべき「発達課題」を提唱しました。発達課題は身体的成熟、社会文化的要請、個人の価値観や選択が絡み合って形成されると考えられており、前の段階の達成が次の段階の達成に影響する連続的・階層的なものです。
選択肢考察
- ×1. 成長に伴い発達課題は消失する。
発達課題は消失するのではなく、各発達段階に応じて内容が変化し、次々と新しい課題が生じていきます。
- ×2. 各発達段階の発達課題は独立している。
ある段階の発達課題を達成することが次の段階の課題達成の土台となるため、各段階の課題は互いに連関しており独立ではありません。
- ×3. 身体面の変化と発達課題は無関係である。
歩行・排泄自立・第二次性徴・更年期・老化など、身体的成熟と衰退はハヴィガーストの発達課題の根幹を成す要素です。
- ○4. 発達課題の達成は個人の生活と関連する。
発達課題は個人の生活環境・価値観・社会文化的背景と強く結びついており、その達成の仕方や困難さは個人ごとに異なります。
ハヴィガーストは発達課題を「身体的成熟によるもの」「社会の文化的圧力によるもの」「個人の価値観や意欲によるもの」の3つの源泉から説明しました。類似理論にエリクソンの心理社会的発達段階(8段階)があり、国試では両者を混同しないよう注意が必要です。覚え方として『乳児から老年まで6段階、各段階の課題は次へとつながる階段』というイメージを持つとよいでしょう。
ハヴィガーストの発達課題理論の基本的な考え方(段階性・連続性・個人差)を理解しているかを問う問題です。
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