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重症心身障害と大島分類を結びつけよう

看護師国家試験 第108午後56

国試問題にチャレンジ

108午後56

障害のレベルを運動機能と知能指数で区分するのはどれか。

  1. 1.大島分類
  2. 2.NYHA分類
  3. 3.国際生活機能分類<ICF>
  4. 4.Hugh-Jones<ヒュー・ジョーンズ>分類

対話形式の解説

博士博士
今日は障害の分類について学ぶぞ。
サクラサクラ
いろいろな分類があって混乱します。
博士博士
まず設問を見よう。運動機能と知能指数で区分するのはどれか、じゃな。
サクラサクラ
選択肢は大島分類、NYHA分類、ICF、Hugh-Jones分類ですね。
博士博士
正解は1の大島分類じゃ。縦軸にIQ、横軸に運動機能を取り25区分に分類する。
サクラサクラ
運動機能はどう区分するんですか?
博士博士
走れる、歩ける、歩行障害、座位、寝たきりの5段階じゃ。IQも80以上、70~50、49~35、34~20、20未満の5段階で、組合せで25群になる。
サクラサクラ
重症心身障害の定義は?
博士博士
IQ35以下かつ運動機能が座位までの1~4群を重症心身障害と定義しておる。
サクラサクラ
他の分類も教えてください。
博士博士
NYHA分類はニューヨーク心臓協会による心機能分類で、自覚症状からⅠ~Ⅳ度に分類する。心不全の重症度評価に使う。
サクラサクラ
ICFは?
博士博士
WHOが2001年に採択した国際生活機能分類で、心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子から健康状態を包括的に捉える。障害の程度を区分するものではなく、生活機能を多面的に記述する枠組みじゃ。
サクラサクラ
Hugh-Jones分類は?
博士博士
呼吸器疾患の呼吸困難度をⅠ~Ⅴ度で分類する。階段を登る時の息切れなどで判定する。
サクラサクラ
重症心身障害児の看護で大事なことは?
博士博士
呼吸管理、栄養管理(経管栄養が多い)、体位変換による褥瘡・変形予防、誤嚥性肺炎予防などじゃ。医療的ケア児の支援法も関わってくる。
サクラサクラ
横地分類もあるんですよね。
博士博士
そうじゃ、横地分類は活動の自立度をより細かく見る分類で、近年広がっておる。
サクラサクラ
よく理解できました。ありがとうございました。

POINT

重症心身障害の定義と大島分類の二軸(IQ・運動機能)を問う問題。他の分類との区別も重要です。

解答・解説

正解は1です

問題文:障害のレベルを運動機能と知能指数で区分するのはどれか。

解説:正解は 1 です。大島分類は重症心身障害児(者)の障害の程度を、縦軸に知能指数(IQ)、横軸に運動機能(走れる・歩ける・歩行障害・座位・寝たきり)をとって25区分に分類したものです。IQ35以下かつ運動機能が座位までの1~4群を重症心身障害と定義し、医療・福祉サービスの対象基準として広く用いられています。

選択肢考察

  1. 1.  大島分類

    知能指数と運動機能の二軸で25群に分類し、1~4群を重症心身障害とします。重症心身障害の判定に用いられます。

  2. ×2.  NYHA分類

    ニューヨーク心臓協会による心機能分類で、自覚症状からⅠ~Ⅳ度に分類します。心不全の重症度評価に用いられます。

  3. ×3.  国際生活機能分類<ICF>

    WHOが2001年に採択した分類で、心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子から健康状態を捉えます。運動機能とIQの組合せではありません。

  4. ×4.  Hugh-Jones<ヒュー・ジョーンズ>分類

    呼吸器疾患患者の呼吸困難度をⅠ~Ⅴ度に分類する評価基準です。歩行・階段昇降時の息切れ程度で判定します。

重症心身障害児(者)は歩行と知的発達の両方に重度障害があり、医療的ケアが必要なことも多いです。大島分類以外に横地分類もあり、横地分類はより詳細な活動の自立度で分類します。看護では呼吸管理・栄養管理・体位変換・合併症予防が中心となります。

重症心身障害の定義と大島分類の二軸(IQ・運動機能)を問う問題。他の分類との区別も重要です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。