セリエのストレス学説 〜理論家と理論のセット暗記〜
看護師国家試験 第108回 午前 第3問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
セリエ, H.(Selye,H.)が提唱した理論はどれか。
- 1.危機モデル
- 2.ケアリング
- 3.セルフケア
- 4.ストレス反応
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
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サクラPOINT
主要な看護・心理学理論とその提唱者を対応させる基本知識を問うており、特にセリエ=ストレスのペアは必修の定番です。
解答・解説
正解は4です
問題文:セリエ, H.(Selye,H.)が提唱した理論はどれか。
解説:正解は4です。ハンス・セリエ(Hans Selye, 1907-1982)はカナダの生理学者で、1936年にストレス学説を提唱しました。彼は外部から加わる刺激を「ストレッサー」、それに対する生体の非特異的反応を「ストレス反応」と定義し、さらに持続するストレッサーへの適応過程を「汎適応症候群(General Adaptation Syndrome; GAS)」として、警告反応期・抵抗期・疲憊期の3段階で説明しました。警告反応期はさらにショック相と反ショック相に分かれ、最初は生体機能が一時的に低下(ショック相)しますが、副腎皮質ホルモン分泌が高まり防御反応が起こります(反ショック相)。抵抗期ではストレッサーに適応して恒常性を保ちますが、長期化すると疲憊期に入り適応力が破綻し、最終的に心身の破綻(胃潰瘍、免疫低下など)をきたします。この概念は現代の心身医学、看護学のストレス・コーピング理論の基礎となっています。
選択肢考察
- ×1. 危機モデル
危機モデルはフィンク(Fink)が代表的提唱者で、衝撃・防衛的退行・承認・適応の4段階で示されます。他にアギュララ、ションツなども危機理論を提唱しています。
- ×2. ケアリング
ケアリング理論はメイヤロフ(Mayeroff)やワトソン(Watson)、レイニンガー(Leininger)らが提唱した、ケアする人とされる人の相互関係を重視する看護哲学です。
- ×3. セルフケア
セルフケア理論はオレム(Orem)が提唱した看護理論で、患者のセルフケア能力に応じて看護師が全代償・一部代償・支持教育的システムで援助するという枠組みです。
- ○4. ストレス反応
ハンス・セリエはストレス学説の提唱者で、汎適応症候群(警告反応期・抵抗期・疲憊期)としてストレス反応の3段階を体系化しました。
主要な看護・心理学理論と提唱者のセット:セリエ=ストレス学説、フィンク=危機モデル、オレム=セルフケア、ロイ=適応モデル、ヘンダーソン=基本的看護、ナイチンゲール=環境理論、メイヤロフ=ケアリング、ペプロウ=人間関係看護論、キューブラー・ロス=死の受容5段階、エリクソン=発達課題、マズロー=欲求階層。セリエのストレス学説はラザルスの認知的評価モデルへと発展していく点も押さえておきましょう。
主要な看護・心理学理論とその提唱者を対応させる基本知識を問うており、特にセリエ=ストレスのペアは必修の定番です。
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