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主観的情報は患者の訴え!SOAPのSとOを見分けよう

看護師国家試験 第110回 午前 第18問 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

110回 午前 第18問

患者の主観的情報はどれか。

  1. 1.苦悶様の顔貌
  2. 2.息苦しさの訴え
  3. 3.飲水量
  4. 4.脈拍数

対話形式の解説

博士博士
看護記録でよく使うSOAP、SとOの違いは分かるかの?
サクラサクラ
Sは主観的情報、Oは客観的情報ですよね。
博士博士
その通り。では『息苦しさの訴え』はどっちじゃ?
サクラサクラ
患者さんが自分で感じて訴えているので、Sの主観的情報ですね。
博士博士
正解じゃ!主観的情報は患者本人にしか分からない感覚や気持ちのことじゃ。
サクラサクラ
痛みとか吐き気とか、そういう訴えも全部Sなんですね。
博士博士
うむ。では『苦悶様の顔貌』はどちらじゃと思う?
サクラサクラ
うーん、表情は患者さんが感じていることを反映してるけど…でも見てるのは看護師だから、客観的情報でしょうか?
博士博士
その通り。表情は看護師が観察して判断するものじゃから客観的情報になる。
サクラサクラ
飲水量や脈拍数も測るから客観的情報ですね。
博士博士
正解。数値化できるもの、観察できるものは基本的にOじゃ。
サクラサクラ
記録するときに注意することはありますか?
博士博士
主観的情報は患者さんの言葉をそのまま『 』で引用するのが原則じゃ。『息が苦しくてつらい』と言われたらその通り書く。
サクラサクラ
看護師の解釈を混ぜないんですね。
博士博士
そうじゃ。主観と客観を分けて記録することで、後からアセスメントがぶれにくくなる。
サクラサクラ
SとOを集めて、AとPにつなげる流れですね。
博士博士
その通り。SOAPは看護過程の根幹じゃから、主観と客観の見分けは確実にマスターしておくこと。
サクラサクラ
患者さんの訴え=S、観察や測定データ=O、しっかり覚えます!

POINT

看護記録におけるSOAPの主観的情報(S)と客観的情報(O)の区別を問う問題で、患者の訴えか観察・測定データかで判別します。

解答・解説

正解は2です

問題文:患者の主観的情報はどれか。

解説:正解は2の息苦しさの訴えです。看護記録や看護過程で用いられるSOAP形式のS(Subjective:主観的情報)は、患者本人が自分の言葉で語る症状・感覚・気持ちを指します。他者には直接観察できない患者自身の内的体験であり、『息が苦しい』『痛い』『吐き気がする』などの訴えがこれに該当します。一方O(Objective:客観的情報)は、看護師が観察・測定・検査などで得た事実(バイタルサイン、顔色、検査値、尿量など)を指し、誰が測っても同じ結果が得られる情報です。

選択肢考察

  1. ×1.  苦悶様の顔貌

    観察者が視覚的に捉える所見であり、客観的情報に分類されます。表情は患者が訴えるものではなく看護師が判断するものです。

  2. ○2.  息苦しさの訴え

    患者自身が感じて言葉にした症状であり、他者には直接見えない内的体験ゆえ主観的情報(S情報)です。

  3. ×3.  飲水量

    計量カップ等で測定できる数値情報で、客観的情報に該当します。水分出納管理の基礎データとなります。

  4. ×4.  脈拍数

    触診やモニターで測定可能な生理学的数値で、バイタルサインの一つとして客観的情報に分類されます。

SOAP形式では、S(主観)とO(客観)を分けて記録し、A(Assessment:アセスメント)で両者を統合的に評価し、P(Plan:計画)で看護計画を立てます。主観的情報は患者の言葉をそのまま『 』で引用して記録するのが原則で、主観と客観を混同しないことが正確なアセスメントの出発点になります。

看護記録におけるSOAPの主観的情報(S)と客観的情報(O)の区別を問う問題で、患者の訴えか観察・測定データかで判別します。