マズローの欲求5段階—社会的欲求はどこ?
看護師国家試験 第111回 午前 第6問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
マズロー, A. H.(Maslow, A. H.)の基本的欲求の階層で社会的欲求はどれか。
- 1.安全の欲求
- 2.帰属の欲求
- 3.排泄の欲求
- 4.睡眠の欲求
対話形式の解説
博士
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博士POINT
マズローの欲求階層説のうち、社会的欲求(所属と愛の欲求)を正しく識別できるかを問う基本問題です。
解答・解説
正解は2です
問題文:マズロー, A. H.(Maslow, A. H.)の基本的欲求の階層で社会的欲求はどれか。
解説:正解は 2 です。アメリカの心理学者アブラハム・マズローは、人間の欲求を低次から高次へと5段階のピラミッド構造で説明しました。下から順に①生理的欲求(食欲・睡眠欲・排泄欲など生命維持)、②安全の欲求(身体的安全・経済的安定)、③社会的欲求(所属と愛の欲求:集団に属したい・愛されたい)、④承認の欲求(他者から認められたい・自尊感情を満たしたい)、⑤自己実現の欲求(自分の可能性を実現したい)の順に積み上がります。社会的欲求は『所属と愛の欲求』とも呼ばれ、家族・友人・職場などの集団の一員として受け入れられたいという欲求を指します。選択肢の『帰属の欲求』はまさにこの社会的欲求に相当します。低次の欲求がある程度満たされると、より高次の欲求が現れるという段階的発達モデルです。
選択肢考察
- ×1. 安全の欲求
安全の欲求は第2階層であり、身の安全や経済的安定を求める欲求です。社会的欲求より下位に位置します。
- ○2. 帰属の欲求
帰属の欲求は第3階層の『社会的欲求(所属と愛の欲求)』に該当し、集団に属し愛情を得たいという欲求です。
- ×3. 排泄の欲求
排泄の欲求は最下層の生理的欲求に含まれ、生命維持に直結する基本的欲求です。
- ×4. 睡眠の欲求
睡眠の欲求も生理的欲求の代表例であり、社会的欲求には該当しません。
マズローは晩年、6段階目として『自己超越の欲求』を提唱したとも言われます。看護ではマズロー階層を用いて患者の優先ニーズを評価し、生理的ニーズ→安全→愛と所属→承認→自己実現の順に介入を組み立てます。ICUでは生理的欲求、慢性期では社会的欲求への支援が中心となります。
マズローの欲求階層説のうち、社会的欲求(所属と愛の欲求)を正しく識別できるかを問う基本問題です。
「看護過程・看護理論」の関連問題
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