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主観と客観の情報を見分けるコツ

看護師国家試験 第113午後17 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

113午後17

看護過程における客観的情報はどれか。

  1. 1.家族の意見
  2. 2.患者の表情
  3. 3.患者の痛みの訴え
  4. 4.患者の病気に対する思い

対話形式の解説

博士博士
看護過程の情報収集では、主観と客観を分けて整理するのが基本じゃ。違いはわかるかの?
サクラサクラ
はい、主観は患者さん本人が感じていること、客観は私たちが観察できることですよね。
博士博士
その通りじゃ。では家族の意見はどちらに入るかの?
サクラサクラ
家族も個人の主観で話しているので、主観的情報になります。
博士博士
よく理解しておるな。患者の痛みの訴えは?
サクラサクラ
痛みは本人しか感じられないので主観的情報です。
博士博士
そうじゃ。では表情はどうかの?
サクラサクラ
表情は私たちが目で見て判断できるので、客観的情報ですね。
博士博士
正解じゃ。苦悶様顔貌やチアノーゼなどもそうじゃな。
サクラサクラ
バイタルサインや検査値も客観的情報ですよね。
博士博士
その通り。食事摂取量や排泄量も数値化できて客観的じゃ。
サクラサクラ
SOAPのOに入る情報ですね。
博士博士
一方でSには患者の言葉をそのまま記録するんじゃぞ。
サクラサクラ
患者さんの病気に対する思いもSですね。
博士博士
両方を合わせてアセスメントを組み立てるのが看護過程の要じゃ。

POINT

主観的情報と客観的情報の区別ができるかを確認する問題です。観察・測定で第三者が確認できるかが判断基準となります。

解答・解説

正解は2です

問題文:看護過程における客観的情報はどれか。

解説:正解は 2 の患者の表情です。客観的情報(Objective data)は、看護師が観察・測定・検査によって第三者にも確認できる情報を指します。表情は視覚的に観察できるため客観的情報に該当します。

選択肢考察

  1. ×1.  家族の意見

    家族の意見は家族という個人の主観に基づくため、主観的情報に分類されます。SOAPのS(Subjective)に相当し、患者の背景理解の材料にはなりますが客観的事実ではありません。

  2. 2.  患者の表情

    表情は看護師が視覚的にとらえられ、同じ場にいる他者も共有できる所見です。苦悶様、穏やか、緊張などを観察することで患者の状態を客観的に評価できるため、客観的情報に該当します。

  3. ×3.  患者の痛みの訴え

    痛みは患者本人にしか体感できない自覚症状であり、NRSなどのスケールを使っても本人の申告が前提です。患者が語る内容は主観的情報に分類されます。

  4. ×4.  患者の病気に対する思い

    病気に対する感情や価値観は患者の内面にあり、本人の発言でしか把握できません。これも主観的情報に該当します。

SOAP形式のS(主観的情報)は患者・家族の訴えや発言、O(客観的情報)はバイタルサイン、検査値、視診・触診・聴診・測定などで得た所見です。A(アセスメント)とP(計画)はSとOを統合して導きます。

主観的情報と客観的情報の区別ができるかを確認する問題です。観察・測定で第三者が確認できるかが判断基準となります。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。