マズローの欲求5段階、看護にどう活かす?
看護師国家試験 第114回 午前 第6問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
マズロー, A. H.(Maslow, A. H.)の基本的欲求の階層で生理的欲求はどれか。
- 1.仲間を持ちたい。
- 2.空腹を満たしたい。
- 3.自分らしくありたい。
- 4.他者から称賛されたい。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
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博士
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博士POINT
マズローの5段階欲求階層のうち、生命維持に関わる最基底の欲求が『生理的欲求』であることを識別する問題。
解答・解説
正解は2です
問題文:マズロー, A. H.(Maslow, A. H.)の基本的欲求の階層で生理的欲求はどれか。
解説:正解は 2 の「空腹を満たしたい。」です。マズローは、人間の欲求を5段階のピラミッド型階層構造として提唱しました。下位から順に①生理的欲求(呼吸・食事・睡眠・排泄・性など生命維持に必要な最も基本的な欲求)、②安全の欲求(身体的安全・経済的安定・健康維持)、③所属と愛の欲求(家族・友人・集団に属したい、愛されたい)、④承認の欲求(他者から認められたい、尊敬されたい)、⑤自己実現の欲求(自分の可能性を最大限発揮したい)となります。『空腹を満たしたい』は食事摂取という生命維持に直結する欲求であり、最も基盤にある生理的欲求に該当します。
選択肢考察
- ×1. 仲間を持ちたい。
第3階層の『所属と愛の欲求』にあたる。家族や友人など集団に属したい、人とつながりたいという社会的欲求を指す。
- ○2. 空腹を満たしたい。
最下層の『生理的欲求』にあたる。食事・呼吸・睡眠・排泄・性など、生命を維持するために欠かせない本能的欲求で、他のすべての欲求の前提となる。
- ×3. 自分らしくありたい。
最上位の第5階層『自己実現の欲求』にあたる。自分の能力や可能性を最大限に発揮し、自分らしく生きたいという欲求。
- ×4. 他者から称賛されたい。
第4階層の『承認の欲求』にあたる。他者から認められたい、尊敬されたい、自分に自信を持ちたいといった欲求。
マズローの欲求階層説は、下位の欲求が満たされると次の階層の欲求が現れるとされる『動機づけ理論』で、看護理論(ヘンダーソン、オレムなど)の思想的背景にもなっている。なお、晩年のマズローは自己実現の欲求のさらに上に『自己超越の欲求(他者や社会への貢献・スピリチュアルな領域)』を加えたとされる。看護では、入院患者のニードを階層的に把握することで、『まず呼吸・栄養・排泄など生理的欲求を満たし、次に安全、そして心理社会的ニーズへ』という優先順位づけが可能となる。トリアージや急性期ケアの発想にも通じる重要理論である。
マズローの5段階欲求階層のうち、生命維持に関わる最基底の欲求が『生理的欲求』であることを識別する問題。
「看護過程・看護理論」の関連問題
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