災害時トリアージSTART法の評価項目
看護師国家試験 第103回 午後 第119問(状況設定問題)
国試問題にチャレンジ
状況設定
午前6時30分、A県立病院の看護師は勤務中に突然、立っていられないほどの大きな揺れを感じた。病院の電源は自家発電に切り替わりA県北部を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生したと院内放送があった。
多くの傷病者が病院に運ばれてきた。医師の指示により看護師がトリアージを行った。 誤っているのはどれか。
- 1.歩行できているか確認する。
- 2.呼吸をしているか確認する。
- 3.血圧を測定する。
- 4.従命反応をみる。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
災害時の一次トリアージ(START法)に含まれない評価項目を選ぶ問題で、トリアージの基本手順の理解を問います。
解答・解説
正解は3です
問題文:多くの傷病者が病院に運ばれてきた。医師の指示により看護師がトリアージを行った。 誤っているのはどれか。
解説:正解は 3 です。災害時のトリアージで広く用いられるSTART法(Simple Triage And Rapid Treatment)では、『歩行可否→自発呼吸→呼吸数→循環(CRTまたは橈骨動脈触知)→意識(従命反応)』の順で1人あたり30秒程度で評価し、赤(緊急)・黄(待機)・緑(軽症)・黒(死亡群)の4区分に分類します。血圧測定は時間がかかり、災害現場では一次トリアージの項目に含まれません。
選択肢考察
- ×1. 歩行できているか確認する。
歩行可否はSTART法の最初の評価項目で、歩行可能なら緑(軽症)に分類できる重要な指標です。
- ×2. 呼吸をしているか確認する。
歩行不可の傷病者では呼吸の有無で赤・黒の判別を行うため、START法の必須項目です。
- ○3. 血圧を測定する。
一次トリアージでは時間制約と機材の問題から血圧は測定せず、循環評価はCRTや橈骨動脈触知で代替します。
- ×4. 従命反応をみる。
意識レベルの評価として簡単な指示への従命反応を確認するのはSTART法の最終段階で実施する評価項目です。
二次トリアージ(PAT法など)では、生理学的・解剖学的評価に加えて受傷機転や既往歴などを考慮するため、血圧やSpO2などの詳細評価を含みます。一次は迅速性、二次は精度を重視するという階層構造を理解しておくと臨床現場でも応用が利きます。
災害時の一次トリアージ(START法)に含まれない評価項目を選ぶ問題で、トリアージの基本手順の理解を問います。
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