災害時に倒れた被災者発見時の一次救命処置
看護師国家試験 第103回 午後 第120問(状況設定問題)
国試問題にチャレンジ
状況設定
午前6時30分、A県立病院の看護師は勤務中に突然、立っていられないほどの大きな揺れを感じた。病院の電源は自家発電に切り替わりA県北部を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生したと院内放送があった。
看護師はトリアージを待っている被災者の1人が床に倒れているのを発見した。看護師が最初に行う対応で適切なのはどれか。
- 1.自動体外式除細動器〈AED〉を装着する。
- 2.呼びかけに対する反応を確認する。
- 3.胸骨圧迫を開始する。
- 4.大声で人を呼ぶ。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
災害時の倒れた被災者発見時に、BLSの最初の手順である反応確認を選ぶ問題です。
解答・解説
正解は2です
問題文:看護師はトリアージを待っている被災者の1人が床に倒れているのを発見した。看護師が最初に行う対応で適切なのはどれか。
解説:正解は 2 です。倒れている人を発見した時の一次救命処置(BLS)の手順は、(1)周囲の安全確認、(2)反応(意識)の確認、(3)応援要請とAED依頼、(4)呼吸確認、(5)胸骨圧迫、(6)AED装着の順です。災害現場であってもこの基本手順は変わらず、まず呼びかけて反応の有無を確認しなければ、その後の対応(応援要請・胸骨圧迫・AED)を行うかどうかの判断ができません。
選択肢考察
- ×1. 自動体外式除細動器〈AED〉を装着する。
AED装着は反応・呼吸を確認し心停止と判断したのちに行う手順で、最初の対応にはなりません。
- ○2. 呼びかけに対する反応を確認する。
BLSの最初のステップで、反応の有無により以降の対応(応援要請・呼吸確認・胸骨圧迫)が決まる起点となる行動です。
- ×3. 胸骨圧迫を開始する。
胸骨圧迫は反応なし・呼吸なし(または死戦期呼吸)を確認した後に開始する処置です。
- ×4. 大声で人を呼ぶ。
応援要請は反応がないことを確認した直後に行うステップで、最初の行動ではありません。
医療従事者によるBLSアルゴリズム(JRC蘇生ガイドライン)では、反応確認後ただちに『応援要請+AED依頼+119(院内なら救命チーム)』を同時に行い、その後10秒以内に呼吸と頸動脈触知を確認します。災害時もこの流れは変わらず、トリアージを行う看護師は処置にとどまらず次の傷病者の評価に戻ることも求められます。
災害時の倒れた被災者発見時に、BLSの最初の手順である反応確認を選ぶ問題です。
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